社会科見学の事前学習をひみつブックにまとめる

【基本情報】

 学年:4年
 教科:社会
 内容:警察署のひみつブックを作ろう
 教材名:マイクロソフトパワーポイント、ソフトキーボード

【授業計画】

Z小学校の4年生は警察署への社会科見学を控えています。
その中で、図書館の本や新聞、コンピュータ室のインターネットを使い各自がテーマを決めて警察について調べ学習を行ってきました。
担任の先生から、コンピューターを使ってこの調べた結果をまとめたいとのご依頼がありました。そこで打ち合わせを行い、マイクロソフトパワーポイントを使って全員が調べたことをひとつにまとめた「警察署ひみつブック」を作成することになりました。

【授業内容】

今まで調べた資料を手にコンピュータ室に入ってきた子ども達は、ホワイトボードに書かれた「ひみつブック作り」という謎めいたテーマにとてもワクワクした様子です。
先生から、授業のテーマについて説明が行われた後、ICT支援員からパワーポイントの使い方の説明を行い、さっそく「ひみつブック」の作成をスタートしました。
先生が子ども達の指導を行っている間は、必要に応じてICT支援員が資料をスキャナーで取り込んでデジタルデータに変換したり、コンピュータの操作に困っている子の補助を行ったりしました。
子ども達は、自分の調べたことが形になることがとてもうれしい様子で、1ページ、2ページと次々に作成を進めていました。しかし、作成を急ぐあまり正しい情報かどうかを確認しないままに記入してしまう場面も見られました。
その様な時には先生が「このページに書いてあることと、あなたが書いたことは同じ意味かな?」と指導されている場面も見られました。
調べた内容を形にまとめることで、情報を検索する技術を高めるだけでなく、情報を正しく読み取る学習にもつながるとても良い機会となりました。

【授業を終えて】

本授業では、子ども達がコンピュータでの制作に時間が取れるように、印刷はICT支援員が授業後に行いました。
子ども達にはひとり1冊づつA6サイズに印刷した豆ブック((fig1))を、教室で閲覧するものについては教科書サイズのブックを1冊製本してお届けしました。
子ども達は、この豆ブックを持って見学に行ったそうです。
警察署員はひみつブックの出来栄えのすごさに驚かれ、とても褒められていたそうです。その時の子ども達のとても誇らしげな様子が目に浮かぶようです。


警察署見学用ひみつブック

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