私の会社とSDGS

今回はSDGSの取り組みではなく、2023年のSDGSの目標の達成度、実際の現状はどうなっているのかを国連広報センターの出したSDGs報告2023を見て考えていきたいと思います。達成に近づいているもの、良くなってきている開発目標はあるのか学んでいきましょう。

貧困はなくなった?


国連広報センターが出したSDGs報告特別版では、実際の状況が数字で表されていました。
まずは、1つ目の開発目標である「貧困をなくそう」についてです。皆さんはこの目標は達成できていると思いますか?

私は、正直、全然達成できていないと思います。理由としては、ロシアのウクライナ進行だけでなく、ハマスとイスラエルが激突していて今まで起きていなかった紛争や戦争が起き始めているからです。どちらも軍隊だけでなく、被害を受けているのは一般市民。

いつもの生活が奪われ、何もかも奪われてしまう。貧しくなるのは当たり前だと思います。
悲しいし、これがほんとに起きているの? と疑いたくなるくらいの出来事ですが、今起きている現実です。実際にそういった紛争や戦争が貧困問題に数字としてどう出ているのか報告特別版をもとに紹介していきます。

今の現実

数値で見ても、全然達成傾向にありません。現時点では、このままいくと2030年までに5億7500万人が極度の貧困の中で暮らすことになるそうです。考えられない数字ですが、これが今の現実です。
また、社会的保護を受けることが出来ていない人が大勢います。これは2020年の結果ですが、子ども8.5%・脆弱者7.8%・高齢者も7.7%の人だけが社会的保護を受けられたそうです。この数字を見て多いと感じますか?

この数字以外の人は、保護も受けられずに苦しい思いをして、貧困状態にいるというのは大きな問題だと思います。貧困状態にいる人が多すぎて何からやればいいのか、自分なんかに何ができるのかという気持ちも正直あります。ですが、今の現状を発信することも私にもできる小さな事ではないかと思います。

貧しい発展途上国

後発開発途上国・小島嶼開発途上国・内陸開発途上国は、火災に対してより高い脆弱性に直面しているとされてます。このような国々では、世界に比べて人口10万人当たりの死者・行方不明者の年間平均が多いことが結果に出ています。

なぜそのような結果が出ているのか。
自然災害はどこにでもきますし防げないことですが、富裕層と比べ貧しい国は受けるダメージの大きさが違います。損壊してもすぐに修復させられるのはお金があるからで、貧しい国では修復すらできず避難しないといけなくなったり、住む場所・仕事を奪われる、子どもにも仕事を手伝ってもらわないといけなくなるなどダメージの大きさが全く違います。

ニュースキャスターを撮影しているイラスト

災害が起きてからじゃ遅いなら対策はできないのか?

そう私は考えましたが、貧しい途上国では政府に災害対策機関がなかったり、ラジオやテレビなどの情報伝達手段がないため、情報を得られないという問題があります。たしかに私たちは「台風が来る!」と言われているから対策をできますが、情報がないと被害はとても大きくなると思います。そう考えると恐ろしいことです。

うまくまとめることも、何をすればその事実が変わるのか答えは出てきませんが、今回の結果を見て全然解決に向えていない問題があることを知り、もっとSDGSについて深く考えないといけないと感じます。
私たちも他人事ではありません。

  • 後発開発途上国(発展途上国の中でも特に経済発展が遅れている国)
  • 小島嶼開発途上国(領土の狭い島国の開発途上国で島国特有の問題(小人口・自然災害)があり、持続可能な開発が困難とされている)
  • 内陸開発途上国(国土が海から離れているので国際市場への距離やコストがかかって開発に不利な途上国)

|参考|
国際連合広報センター
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_report/

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!