ハンドボール選手が調べるソーシャルメディアの今

第155回 米Z世代は「TikTok」で検索、日本は?
https://project.nikkeibp.co.jp/pc/atcl/19/08/28/00031/122500167

TikTokが検索エンジンに?

今回の記事によると、米アドビが発表した調査では、米国人の5人に2人以上が「TikTok」を検索エンジンとして使用していて、中でもZ世代の10人に1人は、「Google」よりTikTokを活用していることが分かりました。日本でもLINEリサーチが2023年11月に発表した調査によると、TikTokの検索利用は全体では1割超ですが、女性10代に限れば5割弱で、2021年調査と比較すると、10~20代の女性では10ポイント以上増加しているそうです。私はあまり利用しないので驚きましたが、私の周りは、トレーニングメニューも料理も出かける場所も全部、TikTokで探す印象はあります。

2年前でこの結果ですから、現在はもっと増加していると考えます。検索サイトよりもTikTokで検索した方が多くの情報を得られることもあります。また、TikTokに限らず、YouTube動画は文章よりも分かりやすかったり、Xでは最新の情報が流れていることがあったりもします。
このように効率よく、ほしい情報がすぐに手に入るところが魅力的ですが、本当にプラスな面だけなのでしょうか。

情報が偏っていませんか?

SNSをやる人のイラスト

記事を読んでいくと、TikTokやYouTubeなどのソーシャルメディアが検索サイトと同じ役割になっているような気がします。
ソーシャルメディアは、発信者と受信者がお互いに交流する場でもあり、誤った情報ばかりではありませんが、目を引くものや自分の興味があるものばかりが出てくる傾向にあります。記事にも書いてあるように、見たい情報ばかりが目に入り、まるでバブルに包まれたように見たくない情報が遮断される「フィルターバブル」*¹の状況に陥ることもあります。

どんな情報も誰でもすぐに手に入る時代だからこそ、情報をうまく活用していくべきだと思います。全ての情報を鵜呑みにするのではなく、正しい情報を見つける力、間違った情報に気付く力を身につけて便利に活用していきたいですね!

|参考・引用|

*¹フィルターバブル
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd123120.html

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!