ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読

「GIGAスクール構想の実現」とは  ~学校情報化の目的と概略~

今回は、1’01~最後までを視聴しました。今回も、コロナが流行してしまった2020年頃のお話で、今の話ではないということを前提に書いていきたいと思います。コロナ禍×学校×ICT活用

【文科省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=CtHWnraIajA

学校休業

コロナが急速に流行し、急遽1200近くの学校が休業になりました。その中で、各自治体の家庭学習の割合が100%が紙か教科書。教育委員会独自の作成動画が10%、デジタル教材が25%、オンライン指導(同時双方)が5%!

日頃のICTの活用の差が自治体ごとの差になってしまいます。
コロナ禍によって差が目に見えている状況で、普段から使い慣れていれば学びを継続することが出来ますが、日頃あまり使ってこなかった場合は、コロナ禍が進むにつれて差がどんどん広がります。

オンライン授業を行っているイラスト

コロナが急激に拡大してきたころ、私はちょうど大学生でした。
全てがオンライン・教材も課題もパソコンで行うことがほとんどでした。端末は1人1台必須で持っていたのですが、使うことはあんまりなかったので最初はとてもてこずりました。
学校に行って聞くことはできないし、何をどう聞けばいいのかすら分からない状態でした。

その時思ったのが、日頃から使っていれば…でした。
使い慣れているのといないでは大きく違ったと思います。各自治体でも同じようなことがあったんだろうなと思いました。

最低限のやるべきこと

誰もいない教室の写真

私の大学生の頃の経験のように、急に学習環境が変わることがあるかもしれません。
そうなってしまったときに、
紙の資料・教材や集団学習では限界が来てしまうかもしれない。
そこで、最低限行えることがいくつかあります!

学習指導に関しては、あらゆるICTを最大限活用して対応するべき。
家庭にあるパソコンやタブレット、スマートフォンの活用や学校の端末の持ち帰りなど工夫してできるだけ身近にあるICTを活用して学習に取り組むべきだということです。

教職員についても、USBメモリを持ち帰るのではなく、クラウドを活用する。わからないことが多くても、ICT支援員のアドバイスの活用や端末に詳しい若い先生や保護者の意見、子どもたちの話を聞いてみる、など色んな方法を使ってICTをうまく活用するべきだといわれています。

本当の目的

動画でも言っていましたが、手段が目的化してしまう…
1人1台端末を使い続けることが目的になるのではなく、端末を使うことで、個別最適化や1人1人の学びを深めることが目的。

集団で集まってみんなで学ぶものもすべてICTに変える!ということではなく、個人でできる学びをICTを活用して学習すればよりよくなるという考え方です。コロナ禍によって、それがより感じられた気がします。
当たり前のことですが、学校という集団生活をする場があるので、みんなで1つのことについて考えたり学んだり、意見交換をして自分と違う考えや学びを取り入れることも必要です!
その中で、個人によって学習スピードも個人の能力も違うからこそ、ICTの活用で1人1人の学びを深めることが出来ると思います。

先生方には、1人1台端末を活かして子どもの学びを深めることを求めていることが分かりました。
それを先生が一人で頑張るのは難しいので、ICT支援員や分かる人に協力してもらうなど、子どもたちの学習が深まることを目的として、活用し続けるように指導していければいいと思います。

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!