ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読

「GIGAスクール構想の実現」とは  ~学校情報化の目的と概略~

今回は、48分~1’01分までを見て解読していきます。内容としては、先生に向けて話をすることが多かったです。ICT活用のプラスの面が多く見えてきます。

【文科省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=CtHWnraIajA

Step1. 端末は文房具

リュックから飛び出している学校用具。


1人1台端末になったからこそ、デジタル教材を活用しよう! 1人1人に合わせた学び・個別最適化しよう! と聞くと、とても明るい良い印象が思い浮かびます。

ですが、先生の立場になってみると、環境の整備は整えたので、どうぞと渡されても、何をどう教えればいいのか、何をしないといけないのか、明確ではないので不安になります。
端末があっても何から始めればいいのか、どうやって指導しないといけないのか、先生が必ず知っているとは限りません。

そこで、動画内で言っていたのは、まずは使ってみること。
調べ学習をさせ、インターネットを使うことで、ネットのいい面、注意が必要な面、情報をすべて鵜吞みにしないなど、実際に活用しながら学ぶことが大切ということが分かります。また、ノートに手書きにしていたところを何回かに1回だけ文章作成ソフトを利用してみる。

こうやって、少しずつでも端末を使うことで、慣れていき、それが情報活用能力の育成になるそうです。
難しいイメージを持ちすぎずに、「端末も普通の文房具なので使ってみてください」というように、何でもまずはやってみる、使ってみることが不安を減らすことに繋がるかもしれません。

Step2.学びを深める

ICTは難しいイメージがありますが、プラスな面も多くあります。
特にいいと思うことは、目で見ることができ、イメージが出来るという面です。

体育の授業で、こうやってやるんだよ。こうなってるからそこを意識してみよう。と言葉で言われてもイメージがしづらいという経験はありませんか? 言葉だけ、図だけ、ではなかなか表現をするのが難しいと思います。そこで、ICTを活用すれば何回も見ることが出来る、自分の動きを確認することも出来ます。
私が学生の時にもあってほしかった!!

女性が子供たちが運動している様子を動画に収めている

体育だけでなく、英語では海外と繋げて交流が出来たり、国語ではよりよい文章作成ができたりと、
色々な活用の仕方があります。言葉を聞いて学ぶだけでなく、見て学ぶ・体験して学ぶことが出来るので、学びが深まる。難しい<楽しい・学びが広がるというイメージに変わるかもしれません。

Step3.学びをつなぐ

学びをつなぐ。言葉は分かるけど具体的に私がイメージできなかったところです。
教えて頂いたのは、国語は国語。数学は数学。と分けた考え方をするのではなく、どの教科も横に繋げて考えるということです。

例えば、「降水量」というキーワード。数学なら降水量のグラフをかく・理科なら雨の降る仕組み・社会なら雨が多く降る地域は? など1つの教科だけでなく、どの教科もつなげることが出来ます。
これは、自分が持っている能力、できることを他の事でも生かしていく力に繋がります。それが、ICTを活用することで、その力が身についていくという考え方です。

勉強をする子ども2人。
机には、本や地球儀、辞典など色んな勉強道具が置いてある。

みんなで学ぶ

ICT活用についてこうして考えてみると、意外と便利で、難しいイメージにとらわれないべきだと感じました。(私は、毎日活用しているので、毎日便利さに驚いていますが…笑)

動画内でも言っていたように、1番いけないのはICTを活用しないことを正当化すること。
先生方や大人がそこから逃げてしまうと、こからはICTが必須なのに、未来の子どもたちがICTから取り残されてしまい、世界からも教育という分野からも置いていかれてしまいます。

難しいことからやるのではなく、簡単なことから取り入れ、支援員や子どもたちと一緒に活用することで、今よりも学びに良い変化がでてくると思います。

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!