私の会社とSDGs
今回は、静岡県! 静岡県といえば富士山やお茶のイメージがありますが、どんな企業が、どんな取り組みを行っているのでしょうか。今回は、表彰を受けている取り組みをご紹介していきます。
ガチャでフードロスへ
今回紹介する株式会社ミライデザインGXと株式会社ヒバリヤは、静岡県SDGsビジネスアワードで2021年に優秀賞を受賞しています。ミライデザインGXさんはスーパーマーケットの経営改善を行っている会社で、ヒバリヤさんは、静岡県清水市で創業された100年以上続く食品スーパーマーケットです。

この2つの企業が協力して行った取り組みが、食品を古いものから買うことでシールをもらえて、シールが貯まったらガチャガチャを回して景品をもらえるというものです。フードロスと言ってもお客様が古い食品から買うことはなかなかありません。ですが景品がもらえることによって、快くフードロスに貢献することができます。これは、12番(つくる責任つかう責任)に貢献します。取り組みを紹介する動画では、楽しそうにガチャを回す子供たちが印象的でした。
ヒバリヤ執行役員の山岸さんは「SDGsの意識から何かをするのではなく、何かをしたことが実はSDGsに繋がっていることを実感している」と話していました。本当にその通りだなと感じました。SDGsの取り組みは意外と身近にあるもので、当たり前に行っていることがSDGsに関わることだったり、それに一工夫加えるだけでSDGsに貢献できたりするかもしれません。大切なのは、貢献しようと行動に移すことで、それは身近なことからでもいいと思います。
土にもどる容器

次に紹介するのは、土の中で分解する容器を作った株式会社折兼です。折兼さんは、明治時代創業の食品包装専門商社で、もともとは木でお弁当の箱を作る会社でした。現在ではプラスチックを多く取り扱うようになり、環境負荷低減を考え、バガス容器を考案したそうです。こちらもビジネスアワードで優秀賞を受賞しています。
バガス容器とは、サトウキビの搾りかす、成長サイクルの早い竹や麦わらを混ぜて作った容器で、使用後は肥料へと再利用できる容器です。実際に紹介されていたバガス容器は、普通の容器と変わらないくらい硬かったものが、土に入れておくと柔らかくなっていました。土の中では約70日で分解されるそうです。これは12番(つくる責任つかう責任)、13番(気候変動に具体的な対策を)、14番(海の豊かさを守ろう)、15番(陸の豊かさも守ろう)に貢献しています。
これが当たり前になったらいいなと思うくらいすごいアイディアだなと思いました。歴史ある会社であっても、お客様や環境のことを考え、時代に合わせて取り組みを行うことが大切だと感じました。
|参考・引用|
SDGs BUSINESS AWARD 2024
https://www.shizuoka-sdgs-business-award.com
株式会社ミライデザインGX
https://good-mirai-project.jp/
株式会社ヒバリヤ
https://hibari-ya.co.jp/
株式会社折兼
https://www.orikane.co.jp/
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株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!
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