ICT支援員初心者、文科省の動画を解読

前回は、12分41秒までを視聴し、文部科学省初中等教育局 菅野視学官が、特別支援教育における1人1台端末の活用に期待することについて話している内容を学びました。今回は最後まで視聴し、文部科学省学校DX戦略アドバイザー 青木高光さんの特別支援教育における1人1台端末の活用と支援機器の活用についてのお話をまとめていきます。

【文部科学省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=vbFumkoU3Jw

プラスの影響

青木さんによると、1人1台端末の導入前から特別支援においてICT機器は、子供たちが抱える学びにくさや困難さを改善、克服するための重要ツールだったそうです。ですが、以前までは学内にある限られた台数を限られた場面で使うだけでした。それが、GIGAスクール構想が始まったことにより、子供1人1人の教育的ニーズに応じた学びの充実が図れるようになったとお話をしていました。

以前までのブログでも紹介したように、今まで困難だったことができるようになったり、子供たちの学習のモチベーションを高めたりと、ICT活用によってプラスな影響は沢山あります。
今回の動画では、これまで、授業の発表が聞き取りにくく、内容理解が難しかったものが、大型ディスプレイやプレゼンテーションソフトを使うことによって、全体の流れやキーポイントを捉えやすくなったことなどが紹介されていました。また、リアルタイムで文字起こしできるアプリやプレゼンテーションソフトの字幕機能など、視覚的なサポートを利用することで、さらに正確に内容を理解する姿が見られるようになったそうです。

個々に合わせた学び

これまで、個々の学習ペースや理解度に合わせた教材を提供しにくかったのが、GIGAスクール構想により、個々の能力や理解度に応じた、カスタマイズされた学習の提供が可能になりました。それによって、自ら学習に取り組む姿が多くみられるようになったそうです。
また、オンライン会議アプリやアバターロボットの活用によって、自宅からリアルタイムでの学習、授業参加が可能になりました。それにより、体調不良や病気で学校に通えない子供たちが学習進度を保ちつつ、友達との繋がりの維持にも役立っていると話していました。

子供たちには学ぶ権利があります。だからこそ、子供たちが何不自由なく、学べる環境づくりが必要だと私は思います。ICT活用はその一つですが、どんどん進歩していて、子供たちの可能性を広げていくものになっていると動画を通して感じることができました。もっともっとICT活用の考えが広がり、子供たちの学びが豊かになってほしいと思います!

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!