私の会社とSDGs
今回は、神奈川県の企業SDGsについて考えていきます。勝手なイメージですが、とにかく企業数が多そうな神奈川県。今回は、中小企業によるSDGsの取り組みをご紹介していきます。
タクシーの概念を超えて

今回紹介する株式会社ハートフルタクシーさんでは、5番(ジェンダー平等を実現しよう)と8番(働きがいも経済成長も)と11番(住み続けられるまちづくりを)に貢献しています。
ハートフルタクシーさんでは、無料の保育所を事業所内に設置したり、固定給制を導入したりするなど、働きたくても時間の制約等があり、働きづらかった子育て中の女性が働きやすい環境を整備しています。それにより、多くの女性が活躍しているそうです。
また、驚いたのは、企業のCSR(社会的責任)として外出に困っている方々のための無料送迎サービスや陣痛タクシー、キッズタクシーなど、私の知っているタクシーとは全然違った取り組みをしていたことです。
陣痛タクシーでは、事前に住所や病院名などを登録することで、急な陣痛の際にも登録した場所へ送迎をしてくれます。それにより、安心、安全な出産をサポートしているそうです。キッズタクシーも同じように保育園や習い事など、登録したお迎え先から送り先までお子様だけで乗車できるそうです。子どもだけって大丈夫なの? と思いましたが、全国子育てタクシー協会の教育研修を受講し認定されたキッズドライバーが送迎するそうなので安心です!
タクシーという概念を超えて、地域の人々に寄り添った活動が多くてとても素敵だなと思いました。
多様性を活かす
電機・電子部品の精密加工業の有限会社川田製作所さんでは、6つの目標に貢献しています。その中でも特に印象的だったのが、10番(人や国の不平等をなくそう)で、Webサイトに、採用の基本方針の考え方について「障がい者の有無や性別、国籍、年齢などに関わらず、当社で活躍できる方に働いていただく」という風に書いてありました。不平等をなくしたいという思いは、どの企業もどんな人でも持っているものだと思いますが、どうしても採用には大きく関わってしまうことが多いと思います。ですが、川田製作所さんでは、属性ではなくその人の個性や能力に向き合い続けているそうで、実際に、全社員の70%以上が高齢者、障害がある方、外国人です。
1人1人の得意、不得意を把握して仕事を分配していることもすごいなと思いました。相互理解と相互信頼が生まれ、組織も働く社員も成長していけるのは、ダイバーシティ経営だからこそできることだと思います。
簡単なことではありませんが、どんな人でも平等に、そして1人1人の能力を活かせる企業が増えていってほしいです。
|参考・引用|
IGES 公益財団法人 地球環境研究機関 神奈川県中小企業によるSDGs活用事例集
https://www.iges.or.jp/jp/projects/sme-case-studies?_ga=2.171732899.2021342087.1739764334-822517126.1739410933
株式会社ハートフルタクシー
https://www.heartful-taxi.co.jp/
有限会社 川田製作所
https://www.kawada-ss.co.jp/
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株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!
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