ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読

適切な学校ICT環境整備に向けて

前回までのGIGAスクール構想の実現から、今回は、コロナ化真っ只中の令和2年頃に作成された文部科学省メッセージ、適正な学校ICT環境整備に向けてを解読していきます。まずは、2分30秒くらいまでを読み解いていきます!

【文科省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=hV5HHl0uITk

コロナが流行して

コロナ禍になった令和2年頃。
どんなものかも分からない、先が見えない恐怖があったのを覚えています。
その頃から学校や試合、人に会うことがとても減り、試合の中止・オンライン授業も始まりました。

地球がマスクをつけたイラスト

現在同じ部署で働いている方が、豊田市内で教員を行っていた時のお話。小中学生はパソコンの配布ができず、ICT環境も整っていなかったため、オンライン授業もなし。本当に何もできない状態だったそうです。
年間授業実数をクリアするために、夏休みは2週間、授業は7時間になり、テスト期間も遅れていたそう。

これを聞くと、大学は1人1台パソコンが必須で、授業が出来るだけ学習に大きく問題はなかったんだと感じました。(パソコンが苦手でほんとにオンライン授業は苦痛でしたが…)

緊急の対応

この誰もが苦しい時期に、学校に求められていたのが「ICT環境の活用

コロナ禍という緊急事態。平常時のような活用ルールにとらわれず、家庭環境やセキュリティーに気を付けながら、家庭用パソコンやスマホ、学校の端末を持ち帰って、とにかくあらゆる機器を使う。
そうやって、ICT環境を最大限に活用することが、学習状況の把握や家庭学習を課す場合には必要だと言われています。

動き出したICT環境整備

「家庭用端末を活用する」はあくまでも緊急的な対応。

一刻も早く児童生徒のICT環境を整えていくべきで、遅くても令和2年8月には小6や中3の最終学年と経済的な理由でICT環境が準備できない家庭に対し、ICT環境を整備することを目指していると言っています。

コロナが流行したことから、ICT環境の整備が大きく進みました。
今では、GIGAスクール構想が始まり、1人1台端末が当たり前になって、この動画の内容は信じがたいですが、コロナ禍になる前はICT環境が児童生徒にとって程遠いものだったことが分かります。

投稿者プロフィール

屋田 菜美
屋田 菜美
株式会社ハイパーブレイン教育DX推進部・ICTは初心者です!
HC名古屋というチームでハンドボールしてます!