次世代校務DXガイドブック15
皆さんこんにちは。
2025年3月(令和7年3月)に 次世代校務DXガイドブック-都道府県域内全体で取組を進めるために- が公開されました。
サブタイトルにある通り、「都道府県域内全体」での取組が重要である、という認識のもと「学校、首長部局、関連事業者等の幅広い関係者との共通認識を図る」ために使える資料です。行政職の皆様におかれましては、「どうして話が通じないんだ」と困られることもあるでしょう。それを手助けしてくれる資料となりますので、ご一緒に確認していきましょう。
2.次世代校務 DX を実現するために必要な取組
2-2.環境整備を伴う校務 DX の実施
(5)研修等の実施
先日私は、受講した研修で、「動機づけがうまくいくと仕事はとてもスムーズに進む」ということを身をもって学びました。
先生方も同様だと思います。次世代校務DXは、子どもたちのため、先生方のために実現するべきものですが、様々な仕事のやり方の変更を伴います。
○年○月○日からこういう変更になります、このように操作してください。事前にバックアップを必ず取り、こういう設定変更が必要になります……
だけ聞くと、「この忙しいのになんてことしてくれるんだ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。ですので、研修を実施することがとても大切になります。それは、「この変更に対する動機付け」の部分が最も大事だと言って過言ではありません。
以前は、何かを導入する、変更するといった研修に対して、「全部メーカーさん・ベンダーさんにお任せします」というような教育委員会も見かけましたが、最近はきちんと「どうしてこういう導入、変更をするのか」を研修の最初に指導主事が喋る場面を多く見るようになりました。これがとても大事です。自分の自治体に、どういう思いでこれを導入するのか、どういう子どもを育てたいからこういうことをするのか、ということは、何度言っても言い過ぎではありません。
ガイドブックではそれを「ビジョンの達成のために」という言葉で表しています。いくら教育委員会が校務DXに対して深い理解を持っていても、現場で実践する先生方にメリットを説明しなければ、推進されないでしょう。
そのうえで、必ず共有するべきこととして2点あげられています。
- 教職員によるセキュリティ対策の重要性
- データ利活用を前提とした運用の重要性
指導主事の先生方は子どもたちに教えるのが上手な先生方が揃ってみえるかと思います。ですので、現場の先生方にも「この変更はいいことだよ」ということをお伝えいただくのも得意ではないでしょうか。どんな研修も、指導主事の先生が「検収の意義」を説かれてから始めると効果的だと私は感じています。
長い間かけて次世代校務DXガイドブックを読んできました。来週からは別の資料をご一緒に読んでいこうと思います。
よろしくお願い申し上げます。
投稿者プロフィール

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株式会社ハイパーブレインの常務取締役です。
教育情報化コーディネータ1級
愛知教育大学非常勤講師です。専門はICT支援員の研究です。
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