1年生から情報モラル(まずは教室内の情報機器の使い方を知る)

【基本情報】

 学年:1年
 教科:生活科
 内容:百人一首を声に出してタイピングしよう
 教材名:情報モラル教材

【授業計画】
T市では、教室内でICT機器を児童生徒自身が活用して、考えを発表したり共有したりすることを目的として、ICTカート(インターネット接続されたデジタル教科書が使用できるコンピュータ、大型提示装置)の導入が進められています。O小学校ではICTカートの新規導入に伴い、1年生の教室にICTカートが常設されることになりました。今回のご支援では、担任の先生から以下の2点についてご要望がありました。

  • 1 教室に設置されたICT機器の操作方法を子ども達に学習させてほしい
  • 2 ICT機器を取り扱う上で必要な情報モラルの知識を子ども達に伝えてほしい

そこで、授業の前半でICT機器の操作方法を伝えた後、後半でこれらの知識と結びつけた情報モラル学習を行うことにしました。

【授業内容】
はじめに授業の前半では、子ども達がICT機器の取り扱い方法を楽しく理解できる様にフリップ(fig1)を使ったりクイズ形式で説明したりした後、実際にICT機器にふれて操作の練習を行いました。
授業の後半では、情報機器に関するトラブルの実例を分かりやすく伝えるために情報モラル教材のアニメーション教材を活用しました。
今回は、文部科学省「情報モラル指導モデルカリキュラムhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1296900.htm 3.安全への知恵」にあたる「安全なネットの使い方」を視聴し、
ICT機器やゲーム機を取り扱う時には大人が近くにいる場所で行うこと、
さらにトラブルが起きた時には必ず大人に相談することを伝えました。

その後、教材にある「インターネットでの怪しい画面」を見ながら、この様な状況になった場合にはどう行動したらよいかを、グループに分かれて話し合いました。
子ども達からは
「教室のパソコンのボタンは、先生に言われた時だけ押す」
「家でインターネットをする時には、お母さんやお父さんと一緒にする」
「友達に誘われても、インターネットは子どもだけで使わない」
「もし、困ったことがあったら大人に相談する」
など、活発な意見が聞かれました。

【授業を終えて】
後日、教室で子ども達に声をかけると、「コンピュータはルールを守って大切につかっているよ」と元気な返事が返ってきました。

こんぴゅうたあかかりのしごと として1年生でもICT機器の起動ができる手順書です

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