第6回 構築業務のご紹介

月一回、ハイパーブレインの魅力的な仕事をみなさんにご紹介する「HBIのお仕事紹介」。毎月ハイパーブレインの各業務の担当者にインタビューを行い、業務内容や魅力を記事にしてまいります。

今月ご紹介するのは「構築業務」のお仕事です。この業務は技術支援課が担当しています。今回は、構築業務を中心とする技術支援課の業務について詳しく聞きました。

構築業務とは何か

そもそも何を、どのように「構築」するのでしょうか。担当する業務には以下のようなものがあります。

  • 導入するパソコンやタブレットなどのマスターイメージ(展開用ひな形)作成業務
  • 現場作業のスケジュール作成や指揮、調整、修正などの業務
  • WindowsやLinuxなどのサーバ構築業務
  • 顧客先ネットワークの設計、構築業務
  • 自社サービスにおけるクラウドインフラの設計、構築業務

普段学校の先生方とお話するのは営業やヘルプデスク担当者ですが、その裏で技術面から学校現場を支える、基盤の役割をしているのが技術支援課なのです。

クライアント機器導入時の業務の流れ

先生が職員室で利用する校務用PCや児童生徒用のタブレット等のクライアント機器を学校現場に導入する際にも技術支援課が活躍します。業務の流れを見てみましょう。

  1. 事前準備
    仕様書やスケジュールの確認、顧客へのヒアリング等を行います。
  2. 初期構成や展開方法の検討
    機器やライセンス、数量を元にその案件に最適な方法を検討します。
  3. 実機で設定を検証
    導入する実機を用いて何度も動作確認を行います。
    現場で想定した動作をしない場合等に臨機応変に対応するための事前検証をします。
    必要に応じて営業担当や顧客にも設定内容を確認してもらいます。
  4. 人為的ミスが起こりにくい設定手順を作成
    展開作業を誰が実施してもミスなくこなせるよう、マニュアルを作成します。
  5. 社内での事前作業
    学校現場でのみ作業可能なもの以外の事前作業等は先に社内で実施しておきます。
  6. 現場での展開作業
    訪問スケジュールに従って各学校を訪問します。
    作業場所の確認やネットワークの確保、担当の先生との打ち合わせ後、全体の流れや実際の手順を確認しつつ展開作業を進めます。
    作業終了後には全ての作業が終わっているか再確認し、作業完了です。
  7. 後日サポート
    何か問題があれば個別対応や質問対応をします。
    運用が安定したところで技術支援課としての業務の一区切りとなります。

上記のように、徹底した事前準備の元で一連の作業が行われていることが分かります。
ユーザー目線で使いやすい設定を目指し、動作確認や事前検証をしているのですね。えんぴつやノートのように、ICT機器を文房具の一つとして当たり前に使える状態を目指すチームの思いが伝わってきます。

技術者としてのこだわり

さて、技術支援課では、業務にあたる上でのこだわりが3つあると言います。

  1. 作業者による人的ミスを無くす
    誰が実施してもミスが起こりにくい手順書を作成しています。また、実際の作業内容を記録し、後からいつでも他メンバーと相互に確認できる体制の整備をしています。あらゆる案件で一定のクオリティを維持できるような環境を目指しています
  2. 技術的な根拠をもってお客様や担当と接する
    教育ICT支援をする会社の技術を支える者として、決して根拠が曖昧なままでの回答はしません。どうしても不明な点は持ち帰り確認し、お客様にご納得いただける回答をするよう心がけています。
  3. 現場の「こうしたい」を技術的見地から「できる」に変えていく
    全てが実現可能ではないものの、現場からの声を拾い上げて、実現可能な構成、設計を目指すよう心がけています。

お客様や現場のことを第一に考え、業務を遂行するためのこだわりですね。

多様な業務に取り組んでいます

技術支援課では自社サービスのクラウドインフラを設計、構築する業務も行っています。
継続した稼働をするためにメンテナンスを意識した設計をしたり、アップデート時のシステムダウン時間を極力最小化するよう開発部門と連携をしたりする等、安定稼働に向けて取り組んでいます。

その他、会社を支える業務として、社内グループウェアや資産管理システム等の運用管理、業務用PCや各種アカウントの管理と設定、各種サーバの点検、それらに関わる社員からの質疑応答等も行っています。

技術支援課は私たちハイパーブレインの社員にとっても、とても頼りになるチームです。

課題解決に向け全力でサポートいたします

当記事でご紹介したように、構築業務を担当する技術支援課はハイパーブレインのあらゆる業務においてプロの技術とプライドをもって仕事をしています。

技術支援課の技術力は幅広く、時代の流れで新しくなっていく様々なものに過去の経験則を活用して対応し、そのノウハウを発展させて自社の財産としてきました。今後もゼロトラストをはじめとした様々なニーズにお応えすべく、技術力の向上に努めるとのことです。

今月は、ハイパーブレインの技術の要、技術支援課の業務をご紹介いたしました。
今後も教育機関に特化した専門の構築チームが、子どもたちがICT機器を道具として使える環境づくり、教職員の方々が業務を効率的に行うための環境づくりをサポートさせていただきます。

ハイパーブレインの構築業務
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ハイパーブレインの教育情報化コンサルティング
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投稿者プロフィール

深井明理
深井明理
株式会社ハイパーブレイン 教育DX推進部所属
元中学校教員
正社員として入社後、パートへの勤務変更、海外からのテレワーク、産休・育休取得を経てフルタイム正社員として復帰しました