ICT初心者社員、文部科学省の動画を解読
前回は、32分20秒までを視聴し、校内ネットワークについて考えました。今回は、37分08秒までを視聴していき、電源キャビネットについて考えていきます。いつもに比べ少し視聴時間が伸びましたが、分かりやすく説明していきます!
【文科省動画】
https://www.youtube.com/watch?v=hV5HHl0uITk
電源キャビネット
今回は電源キャビネットについての内容でしたが、そもそも私には電源キャビネットが何かも知りませんでした。知識がないことに加え、使っていた世代でもないので私には知らないものでした。すみません!(笑)
電源キャビネットとは、学校で使われるタブレット多台数を同時に充電できる棚のようなものです。
これが今回の動画によると、今まで需要がなかったのに今では需要もあり、高騰傾向にあるそうです。
需要が高まったのは、GIGAスクール構想が始まり、端末台数が増えたことによって、1台1台充電していては各校にもともとあるコンセント数では足りなくなったからだと考えられます。
この電源キャビネットの整備について自治体も、学校も、事業者までも苦労しているそうなので、その対策について一緒に学んでいきましょう。
輪番からUSBへ
まずはじめに、輪番電源を備えた既製品である必要があるのかを各学校の状況も踏まえたうえで考え直してください。ということ。輪番電源とは、タイマーを設置して3時間(各メーカーで異なる)ごとに順番に、充電させることができるシステムです。
そこで文科省からは、輪番で順番に充電するではなく、最初からUSBを繋いでおいて充電する。USBは電流が少なくて時間がかかるが、夜は使わないので置いておけばいいとUSBの活用が提案されました。棚も市販の鍵付きの棚でいいと。なぜUSBの方がいいとは言っていなかったので、自分なりに調べてみると、USBの方が電力がかからなかったり、最近ではエコモードがあったり、20台同時充電可能なものもあるそうです。そう考えると、わざわざ既製品である必要はなく、順番に充電するよりも時間はかかるけど、一気に充電できるものが良いと思います。ですが、USB充電にもデメリットはあるのできちんと調べたうえで検討することをお勧めします!
また、文科省が協力を募ったところ、高専から協力の可能性の申し出があったそうです。「材料費の負担はあるが、高専で作ってもらえるかもしれないので関心ある自治体は連絡をするように」とのことでした。必ず、変える必要があるというわけではありませんが、これは見直しのいい機会になるかもしれませんね!
ぜひ、見直しを
次に、中学生が技術の授業で実際に作った木のキャビネットを紹介していました。先生方のネットワークではもう紹介されているようですが、中学の技術・家庭科レベルで作ったものも活用できるということを伝えていました。
自分で作ったものを活用することは学びにも繋がるし、買うよりもコストを抑えられるし、一石二鳥。ですが、その反面、安全性の確保はきちんとされているとは言えないので、私は手作りではなく、きちんとしたものを選んだ方がいいと思いました。
最後に、感染症対策・家庭での利用で、持ち帰りが前提になってきているので、家庭に持って帰ってきちんと充電・管理できるのであれば生徒全員分の電源キャビネットが必要になるのか? という意見もあると思う。ぜひそこも含めて色々ご検討ください。とありました。
きちんと管理できるのであれば、わざわざ学校で大量に充電をする必要もそのキャビネットもいらないと私も思います。ですが、今回紹介されたことは、必ずしもそうしなさいではなく、こんな整備方法もあるいう紹介です!この機会に、見直しやどんな方法があるか考えてみてはどうでしょう。
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